2011年5月23日月曜日

2日目 GUAM MEMORIAL HOSPITALに搬送される

GMHに救急車で運ばれても意識ははっきりしていた。日本でもそうだが、救急車で人が運ばれて、その人がピンピンしていたらおかしいだろう。手足に鈍痛は当然ある。救急車のハッチが開かれると、見物客がたくさん見えた。少し大げさに痛そうな顔をして、病院の中に入っていった。

救急車の中ではストレッチャーで横になっていたが、病院に行ってからは車椅子に移らされた。こっからが根比べの勝負だった。長時間の待ち時間・・・。グアムでは普通なのだろうか? 完全に放置プレイになっていた。

最初呼ばれて、体重を聞かれ、血圧を測り、アレルギーの有無、常用している薬の有無などを聞かれた。その間10分ほど。

その後、受付でいくつかの書類にサインをした。早く医者に見て欲しいのに、パスポートを提示したりなんやかんやさせられた。

次に待合室に連れていかれた。車椅子には生まれて初めて乗ったが、あまり良いものではない。後ろから必ず誰かが押してくれる。
中央がDr.Murphy
やっとのことで呼ばれた。手や足に巻いてある包帯や添え木などまず取れと・・・。え?僕が取るの? 文化の違いなのか、僕の考えが甘いのか、こういうのってドクターの横の看護師がやってくれると思っていた。一応救急車で運ばれた患者なんですけどね。

あちこち触られて、痛いかどうか聞かれる。痛いよ、そりゃ。するとドクターがすぐに「テンタナスの注射だ」と言った。注射の英語は理解できたが、テンタナスが分からない。この単語は難解だ。ということで携帯の辞書を調べてみた。破傷風。足の傷にも問題があるから破傷風の注射を打つってことね。

でも僕注射嫌いなんだよね・・・とか言ってる間に女性の看護師が・・・。仕方ない。もうおまかせで・・・。妙に愛想がいいんだよね。注射打つのも楽しそう。打たれる方の気持ちにもなって!

次の処置は手足に埋まってしまった小石やゴミの除去というのだろうか、small rocksを取り除く作業だ。これがヒリヒリする。アホみたいに痛い。担当は注射を打ってくれた女性ではなく、男性看護師。この男性、日本語が少し分かる。日本人と付き合ったことがあるみたいだ。この人も笑いながら処置。楽しそうなんだよね。
ということでGMHを出るまでに全部で5~6時間かかった。本当に長いよ。日本に行けるよ、この時間で。ドクターの診断としては一応打撲ということらしい。レントゲンで骨折は見られない。しかしレントゲンに映らない場合もあるから、予断は許さない。一応splintつけとくね、と。splintとは添え木のこと。いい勉強になる。あとGMHは緊急の患者優先だから、次からはこちらに行くようにと、ある別のドクターの名前と電話番号を書いてくれた。でも電話して、その病院に行くか? 行けないだろうなあ・・・と思っていたら、なんとびっくりなことがあった。

ということでGMHは終わり。手にはギプス。足には包帯ぐるぐる巻きで出てきた。ビルケンシュトックはベルトがほぼちぎれていたし、また血がついていたので、その場で破棄して、たまたま持っていたクロックスに変えた。

ドクターは海に入ってもOKと診断をくれた。ホンマかいな?

ということで今日の病代700ドル超え。救急車代金200ドル強・・・。カードあってよかったわ。

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