2011年11月14日月曜日

中国3日目 北京平壌海棠花冷麺館本店

北朝鮮料理店に行ってきた。看板を見ると、「海棠花平壌冷麺館本店」、名刺を見ると「北京平壌海棠花冷麺館本店」。こちらの従業員は全員北朝鮮人ということだ。北朝鮮大使館に居住しながら、夜な夜なこの店に出勤しているのだ。正面には車が沢山止まっていて、看板の写真がうまく撮れなかった。雪が降っているのではなく、レンズの汚れだ。もしくは・・・
名刺DSCF3102

入口を入ると、用心棒が目を光らせている。聞いた所によると、北朝鮮人従業員が逃亡するのを防ぐ役目を担っているらしい。考えてみれば、知らず知らずのうちに会っている人は別として、北朝鮮人と接触するのは生まれて初めての経験だ。南男北女~(男は南(韓国)で女は北(北朝鮮)の意)と言うけれど、このお店に関して言えばそれは当てはまらない。もちろん全員の従業員女性を見た訳ではないが。

予約していた個室に通される。テーブル1つに1人の接待員の女性がつく。彼女の名前は聞くのを忘れてしまったが、瞼の二重手術をしているようだ。本当に北朝鮮人かどうかは分からない。平壌から来たと言っているからそう信じたいが、北朝鮮にも整形手術をすることができるのだろうか? 北朝鮮で整形が流行っているという話は聞いたことがあるが、彼女もやってしまったのか? 確かに彼女の言葉を聞いてみると確かに北朝鮮訛りの言葉を話している。全員エリート高官の子女たちらしい。北朝鮮に親兄弟がいるから逃げようにも逃げられないと社長が教えてくれた。

どんどん料理が運ばれてくる。韓国の刺激的な味付けになれている僕としては何か物足りない気がする。薄味というかなんというか、物足りない。韓国だとおかず類はおかわり自由だ。海棠花ではそれはなかった。本当に北朝鮮ではこれが食べられているのかな?
キムチ盛り合わせ燕京ビール순대DSCF3117焼肉じゃがいもチヂミ冷麺冷麺?

食事をしながらカラオケも楽しむことができる。以前はバンドが来て目の前で演奏もしてくれたという。カラオケは本から曲を選び、番号をリモコンで入力するやり方だ。本を見てみると、「人民一つの心で」、「人民主権歌」などという北朝鮮の歌が並んでいる。中国や日本の歌はあったが、韓国の歌は見当たらなかった。我々が歌うのも何なので、接待員女性にお願いすることにした。
カラオケ本_3

最初は色々脅されてこの店に入った。変なことしたら拉致されるだとか、接待員女性に思想的なことを質問してはいけないとか・・。普通に食事して歌を歌う位では何も問題は起こらなかった。問題が起こっていたらこんなブログもやってられない。北朝鮮人に偏見があったが、普通の人なんだなあ。先日のように金正日主席が亡くなった時に行ってみたかった。もし中国に来る機会があったら海棠花でもいいし、別の店でもいいからまた一度北朝鮮料理店に行ってみたいなと思った。

帰りはマッサージしてホテルまで歩いて帰った。足マッサージ1時間で88元程度。先日支社長といったところはこの半額だったから、店によって料金にかなり開きがある。先日行ったところに比べて、こちらは少し手を抜いているように思えた。
DSCF3164DSCF3159

0 件のコメント:

コメントを投稿