自宅でそば打ち

家でそば打ちをした。3月賞味期限のそば粉が500g×2袋も購入していたのを忘れていた。麺打ち棒まで購入していたのに！ 水を差しながら、手でこねていこうと思ったが、面倒くさいねとお互い顔を見合わせ、ホームベーカリーの生パスタモードでこねることにした。そば打ち名人から言わせると、邪道にも程があるのだろうが、手でこねるとあちこちに粉が飛びそうだったし。

うまく粉が混ざり、水を加え、練り上げる。それをホームベーカリーから出して、テーブルの上で伸ばしていく。今日は二八そばだ。十割そばにしたかったが、難しいらしいから、強力粉を20%加えて二八そばにした。

• そば粉・・・400g
• 強力粉・・・100g

途中でポロポロになってきたので、水が足りないのかと思い、もう少し加えた。ホームベーカリーでやったせいで、どのくらい水分が多いのか、もしくは少ないのかが分からない。外は雨が降っていたから、少し湿気が部屋にあるし。そば打ち名人ではないので、そこまでは考えることができない。

ウチにはそば打ち道具が麺打ち棒しかない。鉢もタッパウエアのものだし、専用の道具がないままそば粉を買ったのだ。紆余曲折はあったが、とにかく見た目は上手にできた。切る作業が難しく、太いもの、細いものと、色々とできてしまった。でもワイルドな感じがでたそばだと思う。

早速茹でる。そば打ちを習った時は1分か10秒か、ゆで時間を教えてもらったのだが、もう忘れてしまったので適当に茹でる。その後水洗いして、氷水につける。その時間が10秒だったかな？ だめだ。すでに全部忘れてしまっている。

そばつゆにつけて食べてみる。お、うまい！ 上手にできた。なーんだ。そば打ち名人なんて言ってるけど、たいしたことないじゃん。簡単にできるじゃん？ しかし我々はそばを食べるにはお腹が一杯だった。

こういう時はいつも実家が犠牲になる。実家の両親に生そばとつゆを配達し、その場で茹でて食べさせてあげた。「・・・」。感想がない。僕も食べてみた。あれ？ 短い。ブツブツ切れる。確かにコシはあるように思えるが、ただ茹でたりないだけなのかもしれない。いや太い麺と細い麺があるから、細い方は茹であがっているが、太い方は茹であがってないのだろう。それのせいか、とにかく麺が短くなってしまっている。

やはりそば打ち名人はそば打ち名人なのだ。あれだけ均一に切れない。それに薄くもできない。さすがは名人だ。YouTubeのそば打ち動画を見ながらそばを打つだけではきちんとしたそばができないことがわかった。情けない。