2012年5月11日金曜日

粕川オートキャンプ場で心霊現象

あれこれ話し合って、キャンプ場に前泊することにした。行き先は粕川オートキャンプ場。無料で使えるらしく、サイトは17あるようだ。トイレもある。

粕川オートキャンプ場を地図で探してみた。ヤフーとグーグルの地図には掲載がなかった。この辺から少しおかしかったのかも。

相方の仕事が終了した後、大体の住所地をナビでセットしてから目的地に向かった。途中でお腹が空いたので、大垣のスシローで簡単に夕食を済ませた。夜食にと、一応カップ麺も用意はしていたが、キャンプ場にいつ到着できるか分からなかったし、ちゃんと火をつけれるかどうかも分からなかったからだ。アウトドアはほぼ素人なのだ。

大垣から30分ほど行くと大体の場所に到着した。完全に暗闇でヘッドライトの明かりのみが頼りだった。キャンプ場という看板が見つからなかったで、あてもなく車で探してみた。何ヶ所か墓地を過ぎる。道祖神、村の鎮守様みたいなのも夜見ると怖い・・・。

横に「蘇生の泉」というおいしい名水を汲む所があって、とてもおどろおどろしい感じだった。全てオバケと関係あるように感じる。鳥居みたいにも見えるものとかもあったりして。この名水の近くにキャンプ場はあると聞いていたが、いくら探しても見つからなかった。周りは街路灯なんてないから真っ暗。

第1村人発見。すぐに尋ねたんだけど、そこがお寺の前。「そんなキャンプ場聞いたこともない」という。おかしい。

第2村人発見。そのおじいさんは白い服を着ていて犬を連れていた。ちょっとした広場みたいなところで白い犬を散歩させていた。早速聞いてみた。最初は、「オートキャンプ場なんて聞いたことないなあ」と言いながらも、途中で川の方を指さしながら、「あっちの方に入って行くと車を停める所があるよ」と教えてくれた。やっと行ける!と思い、車をUターンさせて、おじいさんにお礼を言おうとしたがおじいさんがいない。当然犬もいない。隠れるところなんて全くないのに。消えたとしか思えない。Uターンするのに時間は数秒ほどしかかかってない。初のホラー現象を体験してしまった。いや、二度目だった。小さい頃、近所の盆踊り大会の会場である小さいアパートの壁で人魂を見たことがある。

とにかく、おじいさんの言う方向に進んで行ったら、また墓地が二ヶ所もあった。キャンプ場なんてなかった。ただの川だった。すごい怖かった。本当に鳥肌が立った。あのおじいさん僕らを水に引っ張ろうとした人だと僕は思う。もう忘れたい。家に戻ったらお祓いに行こうかな。家に戻れるか、その時は本当にそう考えていた。悪霊が我々を川に引き込んで、あの世に送ろうとしていると思っていた。

次に第3村人がいたので聞いてみた。比較的若い強面の男性。どこかに行ってきて戻って車を駐車している彼に尋ねてみた。「そんなん聞いたことないぞ」と言うのだ。「この辺だったらどこでも止めて勝手にやったらいんだよ」と言われた。もしかしたら灯台下暗しでこの辺の人はここをキャンプ場と認識していないのかもしれない。役場の人とか外部の人とかがそこを粕川オートキャンプ場と呼んでいるだけで、近所の人はこの辺どこでもキャンプやっていい場所くらいにしか思っていないのだと思う。もうそう思いたい。

でも、それじゃ嫌だからもう一度一生懸命探してようやく見つけた。17台オートキャンプできるところがあったのだ。蘇生の泉の目の前だった。蘇生の泉から中に少し入ったら駐車場に番号が振ってあった。間違いなくここだ。ようやく着いた。着いたが誰もいない。夜誰もいないと本当に怖くて不安だ。

深夜になる前に蘇生の泉で水を汲もうとした。キャンプするときはこの水を汲んでやればいいやと考えていたが、夜はここに水を汲みに来ることはできないだろうと、深夜になる前に20リットルほど汲もうとしたその時、また鳥肌が立つことがあった。横の社(やしろ)に人がいるのだ。オレンジ色のバックパックが落ちていたのでなんだろうと見ていたら、人がいる! 寝ているようにも見えるが死んでいるのかもしれない。多分バックパッカーが今宵の宿にとこの社を選んだのだろうが、気持ちが悪すぎる。水を汲んでいる時、起きてこられたら多分絶叫すると思う。怖くて20リットルは汲めず、15リットルほどだけ汲んで車で退散した。

今日は車中泊にした。まずは車の中を空にしないといけないのだ。相方は寒がっているので、ここは男の僕がいいところ見せなくてはいけない。ブルーシートを敷いて、クーラーを初め、全部のキャンプ用品をそこに置いた。折りたたみロールテーブルを組み立てて、テーブルクロスを敷き、そこにフロンティアPZランタンを置いた。絵になるねぇ。ランタンってこんなにいい雰囲気を作るなんて知らなかった。

508で湯を沸かし家、であらかじめ挽いておいた豆をドリップしてコーヒーを入れてあげた。もちろん水は蘇生の泉のものだ。僕はコーヒーの香りが大好きで、自分の家からスタバの匂いがしたらいいのになあと常々思っている。飲むのはあまり好きではない。頭が痛くなるから。相方はおいしいと言ってくれた。この一言で、しんどかった一日が報われる。苦労してここまで来て淹れたコーヒーだと知っていたから、余計においしく感じたのかもしれない。
コーヒー

さて寝袋の準備だ。10年ぐらい前に購入したものを初めて今回使った。モンベルとロゴスの寝袋。機能など全く考えずに購入したものだ。良いものだと羽毛が入っていて冬でも使えるらしいが、冬は使えないモデルを購入していた。多分冬は寒くてキャンプには行かないと思うから、うちはこれでちょうどいいのだ。

おやすみ~とお互い言ったものの、車の中って眠れないんだな。枕が変わると眠れない。グアムでも2~3日はなかなか寝付けなかった。それにしても全然眠れない。その代わりに相方といろいろな話ができた。

途中で車が何台か通るんだが、そこはキャンプ場のためだけの場所だから、深夜にここを通り過ぎるだけというのはおかしいのだ。また夜中の12時ぐらいにランタン2つぐらいつけて、2時間位で帰宅したチームがいた。ここ悪霊たちがキャンプを楽しんでいるのかもしれないと感じていた。

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